第40回東京モーターショー2007

第40回東京モーターショー2007

第40回東京モーターショー2007は10月26日~11月11日まで開催され、140万人を超える来場客を記録し閉幕しました。
今回、トヨタは「Harmonious Drive(ハーモニアスドライブ)人と、地球と走る、あたらしい明日へ」のテーマの元に、人と地球が共生できる「サステイナブル・モビリティ」の実現に向けた環境コンセプトカーや、心健やかコンセプトカーなどを出展しました。
その中で当社が開発から携わり、匠の技を駆使した先進コンセプトカーをいくつかご紹介します。

RiN

乗れば乗るほどに健康になれる車 快適性を追求したコンセプトカー

「乗れば乗るほどに健康になれるクルマ」をコンセプトとした提案型のコンセプトモデル。美しく背筋を伸ばして座れるシート、メーター内にドライバーの心理状態に応じたイメージ映像を映し出す、「調心ステアリング」を搭載し、快適性や利便性をさらに向上させるだけでなく、心身共に健康になれるクルマを実現しました。

全長(mm) / 3,250 全幅(mm) / 1,690 全高(mm) / 1,650 ホイールベース(mm) / 2,350 乗車定員(人)/ 4

TTCスタッフインタビュー

技術本部 車両設計室
丸山 進

「健康」という今までとは全く違うコンセプトで「クルマ」というものに着目し、それを形にした物が今回のモーターショーで出展した「RiN」です。多分、「クルマ」と「健康」といわれても、ピンとこない方がほとんどだと思います。設計をしていた本人達も「健康」という抽象的なものを形にしていくのは戸惑いの連続でした。
私の担当していたドアはただの電動スライドドアではなく、パワーアシストという考えで作られており、2つのモーターを制御し、ポップアップとスライドの速さと操作力に合わせて変化させ、「ふすま」感覚で開けられるように設計されています。しかし、さまざまな機能がついたドアは、ものすごく重たい物。しかもひとつのヒンジで開閉動作をさせるという条件付き。それを「ふすま」感覚で開けられるような機構に設計するのは、とても困難なことでした。何度も失敗を繰り返しながら何とかドアを完成。あまりイメージが持てなかった「健康」を形にすることが出来ました。

1/X

「サステイナブル・モビリティ」の実現に向けクルマのあり方の原点を見つめ直した環境コンセプトカー

プリウス同等の室内空間を確保しながら重量をプリウスの約1/3に低減。500ccの小排気量エンジンをベースにバイオエタノールも使用可能なFFV※とし、外部の電源から充電ができ、バッテリー電源によるモーターでの走行領域の拡大を可能とするプラグインハイブリットシステムを採用することでCO2の削減や大気汚染の防止に加え、エネルギー多様化へも対応が可能な環境コンセプトカーです。※FFV:Flex Fuel Vehicle

全長(mm) / 3,900 全幅(mm) / 1,620 全高(mm) / 1,410 ホイールベース(mm) / 2,600
乗車定員(人) /4 車両重量(kg)/420

TTCスタッフインタビュー

技術本部 車両設計室
佐藤 聖哲

これまでの自動車は「重い」「環境に悪い」「威圧感がある」という存在でした。しかし「1/X」は車両重量を極限まで軽くすることで、「車両重量」「環境負荷」「存在感」を1/Xにするという、今までにないコンセプトのクルマです。
2006年8月から企画をスタートさせ、最初はコンセプトの裏付けを取る仕事がメインでパッケージ検討からボデーやシャシの検討まで多くの範囲を担当しました。
仕様の検討を重ね、厳しいスケジュールの中でしたがチーム一丸となり車両重量を目標内に抑えることが出来ました。