先輩インタビュー

技術部TRDモータースポーツ開発室エンジンG 宮本 晃成

やるなら性能を追い求めたエンジンをやりたい!

大学時代の研究・専攻を教えてください。

自分は、高専から大学に編入し、機械工学科に入りました。エンジンシステム工学研究室でエンジン騒音の研究を行っていました。小さいエンジンを一日中回して実験をしていましたね。

数ある企業の中から、トヨタテクノクラフトを選んだ理由を教えてください。

幼いころからクルマが好きで、また整備士だった父の影響もあり、自然とクルマの開発を行う技術者になりたい、エンジンの開発をやりたいと思っていました。
就職活動の時も、メーカー希望という訳ではなく、「エンジンをやりたい。やるなら制限(法規など)がない、エンジン性能を追求する仕事をやりたい!」と考えていて、そうなるとレーシングエンジンしかないと思いトヨタテクノクラフトを選びました。

学生時代にやっておけばよかったと思うことはありますか?

英語はやっておいた方がよかったと思います。プロジェクトのクルマが海外部品を使用しているものもあり、海外メーカーとのやり取りが多くあります。また、外国人ドライバーも多く、英語を使用する場面が多いです。
言っていることはおおよそ理解できるのですが、冗談が言えるくらいボキャブラリーをつけたいなと感じています。

スーパーフォーミュラのエンジン開発 ― チャンピオンエンジン誕生は苦難の先に・・・

現在担当している仕事について教えてください。

スーパーフォーミュラ(以下SF)に使われるエンジンの開発、主に性能評価・適合試験などの評価業務を行っています。

仕事をされている中で面白いところは、どのようなところですか?

自分で考えたアイテムをエンジンベンチで評価して、直してと試行錯誤したことが結果に繋がるのが面白いです。
昨年はSFのエンジンを制御するエンジンマップを自分が作成していました。ドライバーの要望に応えられず、多々指摘をもらい、悔しい思いをしたこともありました。最後には、試行錯誤しながら問題解決し、何とかドライバーに納得してもらえるエンジンマップを作ることができました。それを使ったあるドライバーは、エンジンマップの一つを大変気に入ってもらえたようで、「俺以外誰にも使わせないぞ!」と他のドライバーに言っていたそうです(笑)
また結果として、トヨタエンジンを使うドライバーがシリーズチャンピオンを獲得することができ、すごく嬉しかったです。

SFのエンジン開発業務で大変なところはどのようなところですか?

SFはシャシーがワンメイクなので、エンジンの差も結果に表れるのでやりがいがある反面、台数も多いので、ドライバーそれぞれの要求に対して公平に応えられるよう気をつかいます。
また、台数が多いと少なからずトラブルも起きるので、レースでのサーキットサポートでは、限られた時間で的確にトラブルシューティングを行い、結果を出すという部分が要求されます。

最近まで、トヨタ自動車で勤務されていましたが、テクノクラフトとの違いはどう感じていますか?

エンジンG(所属部署)の技術としては、トヨタ自動車に近づきつつあると思います。
またテクノクラフトは人と人の距離が近く、情報共有がなされていて、フットワークが軽いので動きやすさを感じます。

普段働いている職場の雰囲気について教えてください。

わからない部分は先輩や上司にしっかり指導してもらえます。
また、明確に役割を与えられ、任せてもらえるので良い緊張感を持ちながら業務に取り組めていると感じています。
チーム内で飲みに行ったり、後輩と富士スピードウェイで行われるママチャリレースに参加したり交流は多いと思います。
上司には、色々と気にかけていただき、修正舵を加えていただいていると思っています。

宮本さんの普段の業務はどのような内容ですか?簡単に教えてください。

その日や時期によって業務が変わりますが、
・朝一で今日のやることの整理
・エンジンベンチでの試験や、試験後のデータまとめ、レース・テスト向けのマップ作成等
・一日の最後はその日の業務の整理、報告資料の作成
という内容ですね。

休日の過ごし方 ― 最近はカート。スキーはプロ級!?

休日はどのように過ごされていますか?

学生時代からスキーが趣味で、冬になるとよく出かけていました。大学時代は全日本大会に出たこともあります。
最近はカートにハマっています。つい、この前も行ってきました。マシンの挙動を直に体感できるのが楽しいです!

外からの考えを柔軟に吸収できる技術者を目指して

将来へ向けての目標や自分が目指す姿を教えてください。

環境が変化していく中で、日々自動車についての新しい技術が誕生しています。
そのような新しい技術や周囲の人の考え方を、柔軟に取り入れられるような技術者でありたいと考えています。

新人には積極的なチャレンジをしてもらいたい

これから入ってくる新人に望むことはどのようなことでしょうか?

仕事では自分が体験したことしか身にならないので、何事も自らチャレンジする気持ちを大切にしてほしいと思います。
何か問題が起きた時、自分の担当業務以外でも「なぜそれが起きたのか?自分ならどうするか?」を考えておくと、良いですね。自分の中で仕事を噛み砕いて理解できるようになっていくと成長も速いと思います。

「自分はどうありたいのか?」をクリアにすることが大切

最後に就職活動をされている学生さんへのメッセージをお願いします!

就職活動では情報が過多になりすぎてしまって、つい情報や周囲に流されてしまいがちになりやすいです。
そういう時には今一度、「自分が何をしたいのか」をクリアにして就職活動を進めていただければと思います。